クイズに答えて景品をゲットしよう!クイズで考える 日本の医療・社会保障

・クイズの応募は7月21日(日)をもちまして締め切らせていただきました。
 応募総数1800通余りと、多数のご応募いただきましたことを心より御礼申し上げます。
 ご応募いただいたハガキより厳正に抽選を行わせていただき、8月6日(火)に景品を発送しております。
 なお、当選は景品の発送をもってかえさせていただきます。

・応募受付終了に伴い、下記のQ1〜4の問の横に回答を掲載させていただきました。
 ヒントの図表を参照の上、ご確認ください。


 病気になったときは誰でも安心して医療を受けたいもの。しかし、実際は窓口負担が高すぎるために、必要な医療を受けられない人が増えています。さらに国は、「改革」や財政難を理由に、患者さんの窓口負担を増やしたり、医療・社会保障を削減しようとしています。
 「私たちのこれから」を考えるために、保険医協会ではクイズを行うことといたしました。海外と比べてみることで、日本の状況をみていきます。
 保険医協会は、医療・社会保障費の削減に反対し、患者さんの負担を大幅に軽減することを求めています。

全問正解者の中から抽選で景品が当たる!1等 百貨店共通券(3万円分)3本、2等 旅行券(2万円分)5本、3等 図書カード(5000円分)10本、4等 図書カード(1000円分)30本


クイズ1

日本では、一般の患者さんは窓口負担が3割かかります。OECD諸国中、窓口負担無料の国は何カ国?

 
A:2カ国     B:12カ国     C:13カ国           回答:B

ヒント

高い日本の窓口負担 国際的には窓口無料が当たり前!

日本の原則3割という窓口負担は、国際的に際立って高い水準です。先進国と言われるOECD諸国では、12カ国は原則無料、13カ国は少額な定額制、定率制です。
解説図

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クイズ2

日本の医療費は高いといわれていますが、日本の医療費をGDP(国内総生産)比でみたとき、OECD加盟30カ国中で何位?

 
A:1位     B:21位     C:30位                     回答:B
 ヒント

少ない日本の医療費 統計にあらわれる低医療費政策

 日本の医療費は高いといわれていますが、医療費をGDP(国内総生産)と対比させてみると、OECD加盟30カ国の中で、日本は21位にすぎません。先進7カ国(G7)の中で言えば最下位です。
 日本の医療費水準は世界から見ると低い方に入るのです。

●OECD諸国の総医療費の対GDP割合(赤字はG7)

解説図

出典 OECDヘルスデータ2009より作成。各国2006年(ただしトルコは2005年)

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クイズ3

日本の医師数は、1000人あたり2.09人です。先進7カ国で人口あたりの医師数をくらべたとき、日本は上から何番目にたくさんの医師がいるでしょうか?

 
A:1番     B:3番     C:7番                               回答:C
ヒント

日本の医師数は少ない マンパワーが足りない医療現場!

 「救急の搬送先が見つからない」といったことの原因は、現場のマンパワーが不足しているためです。日本における人口1000人あたりの医師数は2.09人。先進7カ国(G7)の中で最下位です。OECD平均とくらべてみても医師が少ないことが分かります。
 ちなみに埼玉県は、人口1000人に対して医師が1.46人しかいません。人口対比で見ると、埼玉県は全国最少です。

●G7における人口1000人対比医師数

解説図

出典 OECDヘルスデータ2009(各国2007年。ただし、日本は2009年)/埼玉県資料2008年より作成

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クイズ4

日本の消費税率は現在5%で、低いといわれています。では、日本の国税収入で消費税が占めるのは、何%でしょう?

 
A:約5%     B:約15%     C:約25%                     回答:C
ヒント

既に外国並みに負担している消費税 これが8%、10%に引き上げられる!

 日本の消費税率は現在5%です。しかし、国の税収全体に占める消費税の割合は、日本も諸外国も20%台と変わりません。
 日本では、食料や生活必需品すべてに消費税がかかっているからです。ヨーロッパでは、個別に低い税率にしたり、0%にしたりしています。日本の消費税5%は、すでにヨーロッパ並みの負担水準なのです。

●各国の消費税率と国の税収の中で消費税が占める割合

解説図

出典 財務省「財政金融統計月報」(2010年)4月、出所:労働総研・研究会資料より作成

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