個別指導対策講習会(2015年10月4日開催)
疑問がある指摘には質問を

 例年開催している個別指導対策講習会を、10月4日、さいたま共済会館にて開催。医科80人、歯科72人、計152人が参加した。講師は協会講師陣が務めた。
 講習会はオリジナル冊子「個別指導対策の要点2014年9月版」をテキストに、個別指導の概要と協会の基本的な考え方、カルテ記載のポイントなどを解説した。
 始めに小橋審査指導対策部長が挨拶した。「弁護士帯同、録音は今では全国的に行われているが、埼玉県では協会の運動により、全国で初めて行われ、これまで多くの保険医を守ってきた。個別指導に選定されたら、ぜひ協会に連絡していただきたい」と述べた。
●高点数選定の問題点を解説
 第一章の解説は山田部員が務めた。集団的個別指導から高点数個別指導に移行する要件などを詳しく解説した。また、自身が受けた個別指導の体験談も紹介。弁護士に帯同してもらったことで平常心で指導を受けられたことなど、帯同の重要性を語った。
●法規類は知らなかったでは済まされない
 第二章は渡部部員が担当。個別指導に関連する療養担当規則、健康保険法、指導大綱などの法規類を解説した。渡部部員は行政手続法や療養担当規則など法規類を熟知しておれば、不当な指導から自身を守りやすくなるとした。
●帯同弁護士より報告
 更に、多数の個別指導に帯同している協会顧問の梶山敏雄弁護士より、「弁護士から見た個別指導」と題して報告。「個別指導の指摘には従わなければならないと思っている会員は多いが、あくまで行政指導であり、何ら法的な拘束力はない」とした。
 また、「技官の指摘に対して疑問がある場合は質問し、誤っていると思えば議論することを呼びかけ、そのことによって不利益を被ることはない」と強調した。
●医科、歯科に分かれカルテ記載のポイントを解説
 第三章は医科は柴野部員が、歯科は金子副部長が講師を務めた。
 医科ではカルテ記載の方法や算定要件などで注意すべき点、最近の個別指導で多く指摘されている事項などを解説した。
 歯科は一号用紙の書き方と外来と訪問診療のカルテ症例を解説。外来では歯周基本治療を経て、SPT、補綴治療へ移行する症例を説明。また、在宅では病院、施設へと訪問先が変更になった症例を解説した。
 参加者からは、「指導という受け身の立場でありながら、視点を変えてみると行政のあり方が問われ、興味がわいてくるものでした」「冊子は大変参考になります。個別指導に選定された時には相談をお願いします」などの感想が寄せられた。

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