後藤政志氏講演「今こそ原発の安全性を問う~原発設計技術者が真実を語る~」のご報告
1月18日(土)に埼玉反核医師の会主催、埼玉県保険医協会共催にて、後藤政志氏講演「今こそ原発の安全性を問う~原発設計技術者が真実を語る~」を開催いたしました。当日は会員の医師・歯科医師を始め、多数の市民の方々にもご参加いただきました。
本ページ末尾に当日の映像がございますので、ぜひご覧ください。
[当日の配布資料はこちら(pdf)]
- 後藤氏からの発言
後藤氏は講演の冒頭にて核兵器と原子力発電の違いや、原子力プラントの構造を説明しながら、3.11と福島第一原発事故の関連を振り返りました。
福島第一原発で起こった大規模な事故は、当時運転中であった1号機から3号機までがすべてメルトダウンを起こし、休止中であった4号機は昨年ようやく使用済燃料の取り出しがはじまったばかりであり、未だ原因究明にはほど遠いままです。
後藤氏は、東電の管理体制の甘さもさることながら、原子力発電が内部の機械の故障やヒューマンエラーなど、予期しない事象で安全を確保される構造になっておらず、さらに自然災害など想定外の外的な要因に究めて脆弱であると指摘しました。その上で、「起こりうる可能性があるものを確率が小さいからと無視するのはやめよう」と訴えました。
- 当日のアンケートで寄せられた感想(一部)
①大変勉強になりました。貴重な機会になりました。もっと市民に情報を提供して欲しいと思います。
②基礎的な知識がないので、何回かこういう機会を作ってほしいと思いました。後藤先生には大変感謝しております。どうぞ、引き続き、いろいろな機会で教えて下さい。
③原発設計技術者が「原発をつくった」責任をあらためて感じて、技術者の良心をもって話をしている。そのことに感銘を受けました!
④原発は即時ゼロにすべきです。
⑤原発の安全性が作られた嘘であることがわかった。
⑥原発の危険性についての話が大変わかりやすかった。色々な視点からの危険があることがわかった。
⑦素人ながらに原子力発電などの安全性や事故について、本当か?と思うことが多かったが、今日の講演会でよくわかった(まだまだ無理解ですが…)のでよかったです。今後も反対運動を(安全は確定でない)支持したいと思います。
⑧原発は危険だからヤメル!本当によくわかりました。 - 当日の講演の模様
当日の講演の模様をご覧いただけます。各項目をクリックしてください。