論壇
帯状疱疹ワクチン キャッチアップと追加接種の充実を
久喜市 青木 博美
帯状疱疹ワクチン接種のお知らせ・機会は生涯に一度だけ!
帯状疱疹ワクチンが発症や重症化を防ぐため国の推奨する定期接種になりました。対象者は65歳より5歳刻みで100歳まで。
「注意:定期接種による公費負担を受けられる機会は生涯に一度だけ」です。65歳のときに接種を受けなかったとしても、その5年後の70歳のときには定期接種の機会はありません。50歳を過ぎたら、帯状疱疹の予防接種ができます。定期接種対象者以外でも自治体によって、予防接種の費用助成が行われているところがあることなどがポイントです。
なぜ65歳 ワンチャンスなのか
厚労省の審議会(厚生科学審議会)での議論を経て導入されています。
「65歳設定:帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛(PHN)のリスクが急増する年齢層に対して、ワクチンの予防効果と費用のバランス(費用対効果)が最も効率的である」と判断されています。まずは、まだ一度も打っていない全世代の高齢者に、最低1回の機会という考え方です。5歳刻みとしたのは、統計的データをとる都合と経費、事務作業の手間との関係でしょう。
ワンチャンスと強調したのは65歳および経過措置での70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳の方に、この機会にぜひ受けるようにと強調したのでしょう。
ワクチンの有効期間に基づいた追加接種を
現在主流となっている乾燥組換え帯状疱疹ワクチンは、高い予防効果を持っているが、その効果は10年程度で減少しはじめると考えられています。ここで追加接種(ブースター)が必要となってきます。65歳で接種したとして10年後は75歳。まだ先がありそうです。免疫が切れているのですから、長寿社会となっている日本の状況では、追加接種(ブースター)を制度の中に組み入れていく必要があります。
キャッチアップの充実を
キャッチアップは予防接種の救済常設制度でなければなりません。5歳刻みの年齢制限は予算管理上都合が良いのですが、キャッチアップの整備とセットになっている必要があります。「この年は都合が悪くて打てなかった」「気が付いたら対象年齢を過ぎていた」「うっかり忘れていた」などということはあります。
何かの事情で、お知らせが来た年に接種を逃してしまった人に「もう機会はないよ。お知らせはもう来ませんよ。予防接種を打ちたかったら自費で自分でやってね」これで良いのでしょうか。国民の健康を守る対策として冷た過ぎませんか。
個人の発症リスクは年齢とともに上昇します。接種機会を逃したことによって受療機会が失われること、あるいは高額な自己負担(2回接種で約4~5万円)を強いることは予防接種の考え方としても良くないことです。
各自治体の上乗せ対策、隙間対策を国の対策へ
自治体によっては、50歳以上の方への補助や5歳刻みの隙間の方へ補助を実施しているところもあります。国の不足している部分を補完するものです。しかし、これは各自治体の財政状況にもよります。財政難の自治体では、独自に対策を行うことは困難でしょう。全国民が不平等とならないためにも国として行っていくことが求められています。
分かりやすい情報が確実に個人へ届くように
またこれらの対策の情報が一人一人に確実に届くように気を配っていく必要があります。役所からのお知らせはわかりにくい文面であることも、しばしばあります。情報は分かりやすくをぜひお願いしたい。「ホームページを見てください」では情報が届かない可能性があります。
帯状疱疹ワクチンが発症や重症化を防ぐため国の推奨する定期接種になりました。対象者は65歳より5歳刻みで100歳まで。
「注意:定期接種による公費負担を受けられる機会は生涯に一度だけ」です。65歳のときに接種を受けなかったとしても、その5年後の70歳のときには定期接種の機会はありません。50歳を過ぎたら、帯状疱疹の予防接種ができます。定期接種対象者以外でも自治体によって、予防接種の費用助成が行われているところがあることなどがポイントです。
なぜ65歳 ワンチャンスなのか
厚労省の審議会(厚生科学審議会)での議論を経て導入されています。
「65歳設定:帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛(PHN)のリスクが急増する年齢層に対して、ワクチンの予防効果と費用のバランス(費用対効果)が最も効率的である」と判断されています。まずは、まだ一度も打っていない全世代の高齢者に、最低1回の機会という考え方です。5歳刻みとしたのは、統計的データをとる都合と経費、事務作業の手間との関係でしょう。
ワンチャンスと強調したのは65歳および経過措置での70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳の方に、この機会にぜひ受けるようにと強調したのでしょう。
ワクチンの有効期間に基づいた追加接種を
現在主流となっている乾燥組換え帯状疱疹ワクチンは、高い予防効果を持っているが、その効果は10年程度で減少しはじめると考えられています。ここで追加接種(ブースター)が必要となってきます。65歳で接種したとして10年後は75歳。まだ先がありそうです。免疫が切れているのですから、長寿社会となっている日本の状況では、追加接種(ブースター)を制度の中に組み入れていく必要があります。
キャッチアップの充実を
キャッチアップは予防接種の救済常設制度でなければなりません。5歳刻みの年齢制限は予算管理上都合が良いのですが、キャッチアップの整備とセットになっている必要があります。「この年は都合が悪くて打てなかった」「気が付いたら対象年齢を過ぎていた」「うっかり忘れていた」などということはあります。
何かの事情で、お知らせが来た年に接種を逃してしまった人に「もう機会はないよ。お知らせはもう来ませんよ。予防接種を打ちたかったら自費で自分でやってね」これで良いのでしょうか。国民の健康を守る対策として冷た過ぎませんか。
個人の発症リスクは年齢とともに上昇します。接種機会を逃したことによって受療機会が失われること、あるいは高額な自己負担(2回接種で約4~5万円)を強いることは予防接種の考え方としても良くないことです。
各自治体の上乗せ対策、隙間対策を国の対策へ
自治体によっては、50歳以上の方への補助や5歳刻みの隙間の方へ補助を実施しているところもあります。国の不足している部分を補完するものです。しかし、これは各自治体の財政状況にもよります。財政難の自治体では、独自に対策を行うことは困難でしょう。全国民が不平等とならないためにも国として行っていくことが求められています。
分かりやすい情報が確実に個人へ届くように
またこれらの対策の情報が一人一人に確実に届くように気を配っていく必要があります。役所からのお知らせはわかりにくい文面であることも、しばしばあります。情報は分かりやすくをぜひお願いしたい。「ホームページを見てください」では情報が届かない可能性があります。